【悲報】トラリピ界の著名投資家、鈴さんのトラリピ運用口座がロスカット
私はFX自動売買の1号機として、マネースクエア社のトラリピを利用しています。
運用している通貨ペアや設定などについてはあとでご紹介するとして、そんな私のトラリピ運用は、この世界の有名な投資家、「鈴」さんの影響がとても大きいです。トラリピの存在は知っていたのに特に気にかけていなかったものが、鈴さんのブログやSNSでの発信で詳しく知り、運用を始めました。
今では本家と全然違うオリジナルの設定で運用しているため鈴さんとは全然違う運用成績になっていますが、その本家である鈴さんのメイン運用口座がロスカットになったとの報告がありました。
あの鈴さんでも耐えられなかったか・・・と感慨深いものもあるので、この件について考察してみたいと思います。
目次
トラリピ界のトップインフルエンサー、鈴さんとは
鈴さんは、もうかれこれ10年以上前からトラリピの運用をしていて、期間が長い分だけ数千万円以上の利益を稼ぎ出している投資家です。メインの口座は2,000万円で運用して、毎月1%くらいの利回りでそれを生活費にするという、まさにFIRE投資家です。
いつも自身のブログで定点観測として運用成績を公開されていますが、当研究所が毎月運用成績を公開しているのも、この鈴さんのブログにならって始めました。私がトラリピの設定を公開しているのも、鈴さんがやっているのを参考にしました。
ご本人は私のことを知らないと思いますが、鈴さんは私がトラリピの世界に入ったきっかけになった師匠のような人なんです。
鈴さんのトラリピ運用口座がマイナス3,000万円でロスカット
2,000万円の資金で始めたトラリピ口座の残高が3,000万円、しかもそれは利益分だけで元本は出金済みとのことで、実にトラリピで数千万円以上稼いでいたことになります。将来のトラリピ運用のお手本やな・・・と思っていたのですが・・・そんな鈴さんの口座が2025年10月、ロスカットになったとの投稿がありました。
マイナス3,000万円・・・そんな表示みたことない(見たくもない)・・・。
ご本人は相当落ち込んでいると思いますが、この設定をそのまま真似をして運用している人も相当なダメージになっていることと思います。
しかもある通貨ペアが突然クラッシュしたわけではなく、ダラダラと進んだ円安が最終的なトドメを刺す結果となっています。
SNS上では「損をした」という投稿があふれていますが、それを鈴さんのせいにするのはお門違いです。投資は自己責任、他人の自動売買設定を真似したとしても、それをやっているのは自分自身という認識でなければなりません。
鈴さんでも耐えられなかった今の相場環境とは
FXや自動売買のことをよく理解している投資家でさえも巨大ロスカットになってしまったのは、なぜでしょうか。
先ほど突然ある通貨ペアがクラッシュしたわけではないと言いましたが、本当にそうなんです。私が思う、このロスカットの原因は・・・
- クロス円の売りトラリピが多く、超円安で含み損が大きくなりすぎた
- ユーロポンドやドルカナダなどトラリピでも推奨されていた通貨ペアでも含み損が大きくなった
- クロス円の売りトラリピでマイナススワップが貯まりすぎた
こんなところでしょうか。
鈴さんの設定ではカナダドル円、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円の売りトラリピを仕掛けています。というのも鈴さんはハーフ&ハーフ戦略といって、過去の値動きから大きなレンジを設定、そのちょうど中間のところで上下2つに分けて、下半分は買い、上半分は売りというトラリピ設定になっています。
長期的にレンジ相場が続けば上と下で利益を上げ続けるんですが(実際に上げ続けた)、昨今の強烈な円安のせいでクロス円の売りトラリピで軒並み含み損が大きくなりすぎて、最後は耐えられなかったということだと思います。
鈴さんは過去にドル円もやっていましたが、それはある時期に撤退しています。おそらくドル円でも今のレートは想定しておらず、140円あたりまで売りトラリピを設定していたかもしれません。それを運用していたらもっと含み損は大きくなっていたかもしれませんね。
鈴さんのロスカットを他山の石とするために
今回の著名投資インフルエンサーのロスカット劇は、全くもって他人事ではありません。
事実、私もユーロポンドとオージーキウイは含み損が大きくてしんどい状況が続いていますし。
そんな中でも教訓としたいのは、やはり分散投資の重要性だと思います。
鈴さんの設定には、カナダドル円、ユーロ円、豪ドル円、NZドル円の自動売買が含まれていました。これって異なる通貨で運用しているように見えますが、実はすべて対円の通貨ペアです。つまり日本円側に何か大きな動きがあると、これらの通貨ペアは一斉に同じ方向に動きます。今回の超円安も、まさにそうです。日銀が利上げを渋っていたり、そういう発言が頻出したり、そしてトドメに高市ラリーです。
投資先を分散してリスクを軽減するのは投資の基本なので、その部分は教訓としたいところです。事実、私のトラリピ設定にはクロス円は2つしか入っていません。
こちらが、私のトラリピ設定です。
NZドル円と南アフリカランド円の組み合わせは、先進国通貨と新興国通貨から1つずつという発想です。
しかもどちらもかなり厳しい設定にしているので、いずれもレンジアウトしてノーポジションです。もっと円高になってこないとレンジに入ってこないので、しばらく運用してない状態が続いています。そのおかげで、超円安によるダメージは受けていません。このあたりは、円安の異常性に気づいてクロス円の設定を減らしたりなくしたりしたのが功を奏しました。
その代わり、豪ドルとNZドルのバランスが崩れているせいでオージーキウイが異常な高騰を続けています。
オージーキウイについては長らくレンジが続いていてこれからもレンジアウトしにくいとの判断から1.11を境にして上下にトラリピを仕掛けています。今は1.16を超えるシーンもあるほどの豪ドル高になっており、1.11より上の売りポジションが一斉に含み損です。
ユーロポンドも結構高い水準にあるため、売りトラリピが40万円くらいの含み損を抱えています。
いずれも決して楽な展開ではありませんが、円ほど極端に安くなっていることはなく、今のままの設定で運用を継続するつもりです。
その意味では鈴さんより高い防御力で運用できているとは思いますが、これも過去に何度も痛い目に遭ったからであり、その時その時の教訓を運用設定に反映した成果だと思っています。


