アメリカがイランの核施設を攻撃、週明けはリスクオフの急変動に注意
2025年6月21日、アメリカがイランの核施設にバンカーバスターを撃ち込んで攻撃したと発表しました。かねてから攻撃があるのかどうかとさまざまな憶測が飛び交っていた件ですが、ついにやったようです。TACO(Trump Always Chikens Out=トランプはいつも日和って逃げる)という言葉も飛び交って、今回も日和るのではないかと思われて相場もリスクオンというか無風だったんですが、その予想を覆して攻撃を実行したことで、週明けの相場は強烈なリスクオフになる可能性があります。
リスクオフ=円高、スイスフラン高、ユーロもちょっと高?
リスクオフになると安全資産と言われる日本円やスイスフランが買われやすくなるわけですが、今回もセオリー通りならある程度これらの通貨が買われる可能性は考えておくべきでしょう。ユーロはそれ自体に材料はないのですが、ドル売りが起きた時にその受け皿としてユーロが買われる動きもあり得ます。ここ最近のトランプ相場ではドルが暴落する局面でユーロの高騰がしばしば起きていたので、あり得ないことではないな、と見ています。
世界の受け止めは案外冷静?
これはとんでもないニュースであることに間違いはないんですが、今の段階で世界のメディアやニュースサイトなどの反応は比較的冷静です。あんまり「えらいこっちゃ」という空気を感じないんです。すでにあり得ることとしてある程度織り込まれていたのかもしれませんが。
ただ、為替の反応が限定的だったとしても、株が売られるのは間違いないでしょう。特にアメリカ株はめっちゃ売られるかもしれません。もし暴落が起きたら大チャンスなので、私は引き続き粛々とインデックスを買っていきたいと思います。
大事なのは、冷静に行動すること。ここで狼狽して投げ売りをしてしまったりと、冷静さを欠くような投資行動だけはしないようにしましょう。