40万円で始めたトルコリラスワップ運用、5年で2,400万円超える計算になるんだが
トルコリラといえば、FX界の高金利通貨として人気です。FX以外にもトルコリラ建ての運用商品は結構あるので、日本でも割となじみある通貨です。
トルコリラと円の通貨ペア、トルコリラ円を買うと高額のスワップがつくことはFX投資家の間ではよく知られていますが、それを複利運用すると何と現状で年利は100%以上(!!)、そしてこのまま複利運用すると5年後には2,400万円を超えるという驚愕のシミュレーション結果になりました。
「そんなアホな」「ホンマやったらワシもやるで」という声に応えまして、管理人タナカがすでに実践しているトルコリラのスワップ運用について詳しく解説します。
なぜ、トルコリラなのか
トルコリラは、高金利通貨です。それだけにスワップポイント狙いでトルコリラ円の買いポジションを保有し続けてスワップを貯めるという運用をしているFX投資家は多いと思います。
しかし、トルコリラは新興国通貨であり「ダメ通貨」の代表格でもあります。それでも私がトルコリラで運用している理由、そして「5年で2,400万円」になってしまう理由を解説しましょう。
トルコリラは超割安
2025年2月時点で、トルコリラは依然として超割安です。どれだけ割安なのか、長期チャートで見てみましょう。こちらは、トルコリラの週足チャートです。

引用元:TradingView
もう、見るだけで絶望しかありません。100円くらいの価値があったものが、今では4円台。FXで取り扱いがある通貨で、価値が25分の1になる通貨なんて他にほとんど見かけません。まるでポンコツ暗号資産のチャートみたいです。歴史的に見て、トルコリラは最安値圏にあります。
「それじゃあ、もっと暴落する可能性があるのでは?」
と思うかもしれません。もちろん、私も思っています。
そのためのリスク管理もしっかり戦略に含んでいるので、それについては後述します。
まずは、トルコリラが超割安でバーゲンセール中であることをイメージしておいてくださいね。
スワップ利回りが100%超え
利回りは「年間の実入り÷取得価格」で計算します。なので、分母に当たる取得価格が安ければ安いほど利回りは高くなります。
超割安のトルコリラ、しかも高金利。そりゃスワップ利回りは高くなりますよね。私は40万円で運用しているので、利回りをちょっと計算してみましょう。運用会社は外為どっとコム、2025年2月時点のスワップポイントは1日あたり37円、現在保有中なのは379ロット(37万9,000通貨)です。
それでは、計算。
37円 × 37.9ロット × 365日 = 51万1,839円
今の保有ロット数だけでも、年間で51万円少々のスワップがもらえます。
次に、利回りの計算。
51万1,839円 ÷ 40万円 ÷ 100 = 127.9%
はい、出ました。夢の100%超えです。
もちろん、無理なハイレバレッジ運用はしていません。詳しくは後述しますが、実行レバレッジが5倍を超えない程度を維持するように運用しているので、割と安全に運用してもこの利回りです。
月利に換算しても10.58%なので「月利10%超え」という、ほとんど投資詐欺みたいな利回りです。
このまま運用を続けたら「5年で2,400万円」?
年利100%超えということは、1年で資産が倍になるということです。しかも私の運用ルールでは付与されたスワップをさらに再投資していくので、複利が効きます。よく投資系の記事や動画で「複利を効かせましょう」みたいなレクチャーがありますが、利回りが高いほど複利のパワーも絶大になります。
それでは、また計算。
さすがに相手がトルコリラだけに今の状態がずっと続くとは限らないということで、3つのシナリオを立ててみましょう。
なお、この部分も含めて計算結果では税金を考慮していません。FXによる利益には約20%の税金がかかるので、実際には2割引きだとイメージしておいてください。
今の状態が続くシナリオ
トルコリラが今の状態(だいたい今のレートで、スワップも同じくらい)が続く場合、先ほど計算した年利127.9%が続くことになります。
複利の計算は複雑なので、野村證券の「みらい電卓」 を使わせてもらいます。こちらが、計算結果です。

はい、こちらが記事のタイトルにある「5年で2,400万円超え」の計算結果です。5年後には2,459万1,000円、ここで運用をやめてスワップを引き出し始めるとすると、毎月262万円・・・そんな要りません!というくらいのお小遣いになります。
それにしても、3年目くらいからの急カーブがすごいですね。これぞ、複利の力です。
今よりもスワップが少し減るシナリオ
先ほどのシナリオは、最も楽観的なシナリオです。今後はトルコも利下げがあるでしょうし、その反対に日本が利上げをしていく可能性もあります。そうなるとトルコリラ円の買いポジションに対するスワップポイントは少なくなるので、スワップが少し減るシナリオで計算してみます。
先ほどと同じ方法で計算した場合、1日あたりのスワップが30円に減ると年利は103.7%です。これでもまだ100%を超えてることに驚愕です。
それでは、再び計算。

先ほどの結果より1,000万円くらい少なくなりますが、それでも5年でひと財産を築くことはできそうです。この利回りで5年後に運用をやめた場合、毎月のお小遣いは121万円少々。これでも十分すごいですね、もちろんFIREも可能なレベルです。
今よりもスワップがめっちゃ減るシナリオ
私はトルコリラの運用してしているものの、トルコリラをほとんど信用していません。これまでの値下がりや、トルコの国としての不安定さも相まって、将来は不確定要素だらけです。
そこで、さらにスワップが減るシナリオも描いておきたいと思います。今の半分以下、15円になった場合はどうなるでしょうか。1日のスワップが15円になると、利回りは51.8%です。それでもまで50%超えとるんかい!
それでは、計算結果。

322万4,000円なので、これだとパワー不足に見えるかもしれません。でもそれは上のシナリオを見たあとだからで、実はこれでも40万円が8倍くらいになっているので、十分すごいんですけどね。
この場合、毎月のお小遣いは14万円弱となります。年金に毎月14万円くらい上乗せできる不労所得があれば、かなり老後の安心が見えてきませんか?かなり悲観的なシナリオでもこの結果なので、やはり数十万円程度であればやってみる価値はあると感じます。
これ以上下落しても最大で400pipsチョイ
さきほどの計算では、トルコリラがある程度今の状態を維持することを前提にしています。しかし、実際のトルコリラは価値が25分の1になった前科のある恐ろしい通貨です。
とはいえ、今のレートは超割安です。ここからトルコリラ円がV字回復するとはほとんど期待していませんが、逆に「下」の余地も少なくなっています。通貨の価値がゼロを通り越してマイナスになることはないですし、トルコは決して小国ではありません。
2025年時点で、4円台が数年以上続いています。これはつまり、もう下に行く余地が少ないというのもあるはずです。もしゼロになったとしても、400pips少々。これくらいのレート変動は他の通貨ペアでは珍しくありませんが、トルコリラ円はもうどれだけ下げてもそれが限界なんです。
ここまで下がれば、買ってもいいかなと考えました。もちろん一気に全部買うのではなく、4.5円近辺から少しずつ買い進めてきました。
今はもう新たな入金はせずスワップが貯まるたびに新たなポジションを建てることを繰り返しているので、「40万円がどこまで増えるかチャレンジ」に入っています。
最悪、これくらいの元資金であれば全額を失っても屋台骨が揺らぐことはないでしょう(これで屋台骨が揺らぐ人はやらないでください)。その40万円分のリスクで、何百万円、何千万円の夢を買うというのが、このスワップ運用の本質です。
【超重要】トルコリラスワップ運用の投資ルールとリスク管理
それでは、私がこのトルコリラスワップ運用で決めている投資ルールの説明に進みます。
最初に決めた投資ルール
再三述べているように、私はトルコリラを信用していません。いつかは4円台を割り込んで3円台になるかもしれませんし、もしくはもっと下がっていくリスクもあります。そこで、リスク管理も含めて以下のルールで運用しています。
- 最初に30万円+10万円を入金
- 2万円で1万通貨分の買いポジションを建てる
- 40万円までは毎月2万円分(1万通貨)ずつ買い増し
- 適宜、大きく下げることがあれば積立とは別に買い増し
「30万円+10万円」というのは、ちょっと特殊なルールです。30万円は私の自己資金で、あとの10万円は不動産関係で入居者さんからお預かりしている保証金です。退去時にはお返しする必要がありますが、持っているだけだともったいないのでトルコリラで運用しています。ただしこのお金で運用している分だけは別に扱う必要があるので、貯まったスワップを引き出さずそのまま貯め続けています。ちょっとややこしいですが、納税準備金やいつか必要になるお金などを運用する場合の参考にしてください。
私は外為どっとコムの口座で運用していますが、どのFX会社でもスワップ水準が同じであればほとんど同じことができます。ただし、1,000通貨単位で買える口座でなければ複利をいかしきれないかもしれません(小刻みに買い増しできないため)。
国内FX会社の場合、最大レバレッジは25倍です。トルコリラが4円台の場合、必要証拠金は1万通貨あたり2,000円くらいです。そこで2万円に対して1万通貨を買うことでレバレッジを10分の1にしています。このままの比率で買い続けると、レバレッジ2.5倍です。
そして次は、貯まったスワップで新たなポジションの買い増しをしていきます。
- スワップが3,000円分貯まるごとに振り替える
- その振り替え分で1,000通貨買い増し
現在はすでに40万円まで到達しているので、この段階に入っています。外為どっとコムは最小振替額が3,000円なので、3,000円貯まったら振り替えて1,000通貨の買いポジションを建てます。買い増しの際は、ちょっとレートが高いと感じたら少し下で指値、安いと感じる時はそのまま成行で買っています。
なお、1,000通貨分のポジションを建てるために必要な最小証拠金は200円です。それに対して毎回3,000円分のスワップを振り替えているので、ポジションを建てるたびに1,000円ずつ余る計算になります。これについてはそのまま貯めて実行レバレッジを下げてリスクを低くするか、トルコリラ円のレートが低くなった時に買うか、臨機応変に対応しています。
これまでの経緯
上記のルールで私は、2024年10月から運用を始めました。実はそれよりも前にも同じことをやっていたんですが、思わぬトルコリラ円の上昇で含み益が大きくなり、利確してしまいました・・・w 今はその当時のレートにまで下がってきたので、結果オーライでしたが。
さて、2024年10月から買い増しをして、今は37万9,000通貨(379ロット)を保有しています。1日あたりの受取スワップが1,400円くらいあるので、すでに結構複利が効いてきています。3日分のスワップで新たなポジションを建てられるので、だんだん加速してきました。
こちらが、口座の管理画面です。

スワップが1万5,000円を超えているのは、お預かりしている保証金で建てたポジションの分だけはスワップを振り替えず貯め続けているからです。このポジション分のスワップが現在1万4,300円なので、余剰分は1,000円少々です。これが3,000円を超えたら、またポジションを建てます。
トルコリラが今の状態を続ければ勝ち
大いなる「トラタヌ」ですが、私はこの運用を粛々と続けてきました。これを粛々と続けていくだけで、5年後には資産額が2,400万円を超える可能性があるわけです。
「5年後のトルコリラ円が今の状態かどうか分からない」
というのは、もちろん重々承知です。
しかし、トルコリラ円はこの数年間ずっと4円台ですし、それ以前からスワップは高水準でした。なんと100円を超えていた時期もありました。
そこから見るとずいぶんスワップが少なくなりましたが、スワップが100円を超えていた時期はトルコリラ円が40円を超えていたので、今の10倍です。分母が今の10倍なのに、スワップは2倍少々だったわけで、実は今のほうが利回りは高いんです。
このトルコリラ運用は、「トルコリラが今の状態を5年間続ければ勝ち」というゲームなのです。
【超重要】トルコリラ運用のリスク管理
さて、ここでは当記事の中でも最も重要なリスク管理について解説します。何度も言うように、私はトルコリラを信用していません。その理由は、これまでの経緯を見れば明らかです。なので、徹底的に守りを固める必要があります。
先ほど、「2万円分で1万通貨」という比率でポジションを建てていることについて述べました。これはレバレッジを低くするためで、本来であれば2,000円で建てられるポジションに対して10倍の資金を充てています。こうすることでレバレッジは2倍から5倍の間に収まり、トルコリラの暴落に備えられます。
さらに、スワップが3,000円貯まるごとに振り替えをして1,000通貨分を買います。これによって1,000円ずつ余るので、よりレバレッジが下がります。
ただし、この余り分はトルコリラ円が下落した時に適宜買い増しをするので、その時の流れによって増減します。
この調整を続けていく限り、実行レバレッジが5倍を超えることはなく、かなりの暴落に耐えられます。
では、どこまで耐えられるのか?これについては、多くのFX会社が用意しているロスカットシミュレーションが役立ちます。もちろん、外為どっとコムにもあります。こちらです。

入金額:40万円なので「400000円」
通貨ペア:トルコリラ/円
取引数量:現在のロット数なので、「379」
新規レート:口座管理画面の買値平均を入力するので、「4.357」
これらの情報を入力すると、以下の結果になりました。

ロスカット発動レートは、3.502となりました。つまり、トルコリラ円がここまで下がらない限り、ロスカットにはなりません。4円割れがひとつのピンチだと思っているので、もし4円割れを目指すようであればしばらくスワップの振替と新規ポジションを建てるのを止めて、証拠金を増やすほうに専念します。毎日1,400円くらい増えていくのですから、数週間我慢するだけでも2~3万円くらい増えます。それでも足りなければ追加入金しますが、その可能性は低いと見ています。
こうなった時はどうするか
最後に、「こうなった時はどうする?」という可能性について、3つのパターンに触れておきたいと思います。
トルコリラがさらに暴落したら
とにかく信用できないトルコリラだけに、今後も暴落は大いにあり得ます。先ほどのシミュレーションでは3.5円くらいまでロスカットはないので、まずは4円割れをひとつの節目にするつもりです。
4円割れが起きればスワップの振替を止めて証拠金の回復に専念し、それでも暴落が進むようであれば追加入金します。
基本的にこの運用をやめるつもりはないので、2円台になってもまだまだ運用を続けると思います。
トルコリラが高金利ではなくなったら
トルコのインフレが終息し、政策金利が引き下げられた場合はスワップが大幅に減るため、高利回り運用が厳しくなります。しかしながら、その場合はトルコリラも下落するはずなので(高金利に魅力を感じている投資家がほとんど)、分母が低くなるのであれば粛々と運用を続けたいと思います。
それだけトルコリラが超割安だということです。
トルコリラが奇跡のV字回復をしたら
最も低い可能性として、トルコの政治や経済の状況が改善してトルコリラが大幅に上昇するようなことがあったらどうするか?これこそ最大の「トラタヌ」なのであまり想定はしていませんが、現在持っている全ポジションはIFDで建てたもので、4.8円に決済注文を入れています。
あり得ないと思いますが、もし4.8円に到達するようであれば一旦全ポジションを利確して、次のことを考えたいと思います。
まぁ、ないでしょうけどw
まとめ
「5年後に2,400万円」を超えるという夢のような資産運用法として、超割安のトルコリラスワップ運用を紹介しました。管理人タナカがすでに実践していることで、これからも続けていくつもりです。 ただしこれはエンタメに近い運用方法なので、資金を大幅に毀損する可能性はあります。全額を失ったとしても大きく感情が動かないためにも、「なくなっても許せる金額」以上の自己資金を投入するのはおすすめしません。

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