超セコいですが、納税資金もトルコリラで運用してみた
確定申告を終え、税額が確定しました。住民税は6月、8月、10月、翌1月の4回で納税する仕組みになっているので、納税のための準備しているお金は最短でも6月までは遊んだままです。以後、8月、10月、1月と順に納税していくので、最も長い資金は来年の1月まで手元にあるわけです。これを遊ばせておくのはもったいない、それなら運用してちょっとでも増やそうというのが投資家ってもんでしょう。
では、何で運用するか?ここれは得意技(?)のトルコリラでスワップをいただこうと思います。今回は来年の1月までの期間限定、納税資金をトルコリラで運用するという超セコい投資のご紹介です。
目次
運用資金は、14万8,000円
今回の超セコい運用の資金は、14万8,000円です。これを住民税として4回に分けて納税することになるので、4回に分けて資金が減っていきます。その事情を踏まえて、日銭が入ってくる投資がいいと思いました。また、途中で4分の1ずぶ引出していく必要があるので、1年満期の投資ではダメです。
こういう時に便利なのが、FXのスワップ投資でしょう。4つにポジションを分けて保有して、納税の時期になるたびにポジションを1つずつ決済していきます。少ない資金でたくさんスワップがもらえる通貨ペアと言えば・・・やはりトルコリラ円です。多大なるリスクもつきまといますが、ここは長年のトルコリラとの付き合いに賭けてみることにしました。
納税資金のトルコリラ運用ルール
今回のトルコリラ運用のルールを、以下のように設定しました。
- 新たに別の口座を使う(他の資金と混ざるのを防ぐため)
- トルコリラ3万通貨分のポジションを4つ保有する
- 納税時期になったらポジションを1つずつ決済してスワップを残す
- 来年の1月にスワップの合計がいくらになるのかをチェックする
新たな口座として、ちょうどSBI FXトレードに使っていない口座があったので、これを使うことにしました。理由は、トルコリラ円の取り扱いがあること、スワップ水準はほぼ標準であること、1通貨単位で取引できるのでスワップで買い増しをする際には便利そうだから、の3点です。
SBI FXトレードは1通貨単位で取引ができる珍しいFX会社なので、もしこの運用で貯まったスワップを新たに運用するのであれば、この口座でコツコツ買っていこうと思います。
今のところ、住民税の納税資金運用を来年以降も続けていくつもりなので、「納税資金がどれだけのお金を生み出すか」にチャレンジしていくつもりです。
早くも4つのポジションが成立
ちょうどこの運用を始めようと思い立った時、トランプ大統領が「EUに50%の関税」と発言したことからドル円が急落、それにつられてトルコリラ円も急落しました。久しぶりに3.6円台の後半をつけたので、そこに置いていた指値注文が相次いで約定。できるだけ安いところで買いたいと思っていたのでしばらくはポジション無しかなと思っていましたが、いきなり4つすべてのポジションを持つことになりました。

トルコリラ円の1万通貨当たりのスワップは、38円。それぞれ3万通貨ずつ持っているので、初日は114円×4です。最も長く持つポジションは来年の1月に決済予定なので、保有期間は6か月少々。仮に6か月とすると、スワップは20,805円です。すべて上手くいったとして、もらえるスワップの合計は5万円くらいというところですかね。14万8,000円の納税資金(つまり支払う予定のお金)から5万円くらいの運用益が出れば、万々歳です。
考えておくべきリスク
すべてがうまくいけば5万円くらいの運用益になるこの投資ですが、如何せんこの運用の主役はトルコリラです。リスクまみれの通貨だけに、すべてがうまくいくとは限らないことを想定していく必要があります。なお、トルコリラ運用については40万円でずっと運用している口座があります。その詳細については以下に書いていますので、そちらもどうぞ。
ここでも触れているように、とにかくトルコリラは長年にわたって下落し続けています。ドスンと落ちたあとでヨコヨコ、またしばらくしたらドスン、を繰り返しています。今回の納税資金運用では、来年の1月までヨコヨコになってくれれば見込みどおりの結果になりますが、それまでにドスンが来るとスワップ分を吹き飛ばす可能性がありますし、下手したら元本割れも大いにあり得ます。
そこで、以下のルールも追加しておきます。
- 運用中に1万円以上の利益が出ていれば運用中止⇒勝ち逃げ
- 運用中にロスカットのピンチになったら一時的に資金を補給して口座を守る
- スワップは引き出さず来年の1月まで寝かせる(証拠金維持率低下を防ぐ)
- 納税時期に含み損が大きくなっていれば無理に決済せずスワップ蓄積を待つ
別で運用している40万円口座とは違って納税の時期が決まっているので、ずっと運用することを前提にしていないところが違いです。ただ、来年の確定申告で住民税の税額が決まり、トルコリラの運用環境がそれほど変わっていなければ2年目に突入する予定です。
あとは相場に委ねて、来年1月の5万円を期待しましょう!