日銀が保有ETFの売却を発表、市場への影響と知っておきたい対策

2025年9月に、日銀が保有しているETFを売却すると発表しました。
このETFは金融緩和の一環で購入したもので、その規模はなんと時価で80兆円(!!!)。
これを市場で売却すると発表したら、市場では株価が急落。

そりゃそうでしょう、これまで株価を下支えしていた買いが入らないだけでなく、逆に大きな売り玉が出てくるんですから。

しかしながら、市場の反応は必ずしも売り一辺倒ではなく、週明けの9月22日には日経平均株価が反発。
これってどういうこと???
となっている人もいるかと思います。

そこで、投資家である私がこのETF売却の影響や今後について、論じてみたいと思います。

ETF売却を発表した直後に株価が急落したものの反発

日銀が保有しているのは、TOPIXやREITのETFです。
つまり、日本株や日本の不動産ファンドです。日銀はこれらのETFを37兆円ほど保有しており、株価上昇によって時価は80兆円になるそうです。
なんと含み益は40兆円以上、日銀は世界最強のトレーダーです。

遂にその膨大な資産が市場で売却されるとなるとマーケットは一気に不安から売りを浴びせて株価を急落させましたが・・・

日銀の売却計画が年間数千億円程度で、全部売却するには112年かかるということが分かり、「なんだ、大したことないやん」となって今度は反発。

売却発表時に急落したのが、黄色矢印のところ。
その後反発して、急落前の水準まできれいに戻しているのが分かりますね。

この動きを見るや、日銀のETF売却による影響はほとんどないと言っていいでしょう。

実際に市場で起きているのは「踏み上げ」

ところで、ここ最近の日本株は最高値の更新が続いています。
なぜこんなことが起きているのでしょうか?

多くのアナリストや市場関係者の見立てでは、今株式市場で起きているのは「踏み上げ」です。

踏み上げとは、売りポジションを持っている投資家が価格上昇を食らって含み損を拡大させ、我慢しきれなくなった投資家が損切りをすることによって、さらに上昇に拍車がかかる展開のことです。
売り勢から見ると今の株式市場は「高すぎる」となり、ここから売りを入れて値下がりした時に利益を得るという戦略が成り立ちます。

売り勢による売りポジションが拡大すると、その売り勢に損切りをさせようとすると買いも入ります。
これが、踏み上げです。
FXでは日常茶飯事のように見られる動きです。

今の日本株ではこの動きが起きているとの見方が多く、まだ割安感のある日本株に目を付けた国内外の投資家が買いに回り、売り勢を焼き尽くしにかかっているというわけです。怖い~

今後の相場展望と知っておきたい対策

踏み上げ相場はまだまだ続くと見られており、少なくとも2025年は日本株の上昇が続くのではないかと見ています。
私が本業で取材させてもらっている億投資家の多くも、同じような相場観を持っています。

日銀のETF売却なんか大したことないというモメンタムになっている以上、世界同時株高の波に乗って高くなっていくと私も思います。
もちろん、小刻みに調整をしたりはすると思いますが、長期目線では買いだと思うので、引き続きインデックスの買いは続けていくつもりです。
私が運用している株価指数投資(インデックス投資)は、こちらで解説しています。

私のNISAつみたて枠投資の商品、積立設定を公開

管理人はFIREを目指す一環で、NISA口座での投資も続けています。2024年1月にNISA制度が大幅に拡充されて最大1,800万円まで非課税で運用できるとあって、これはやるしかな…

基本的には予定通り買い進める路線ですが、短期トレードをしたい方は、日経平均が42,000円台くらいにまで落ちることがあれば、そこから押し目買いで入ってもいいのではないかと思います。