私のNISAつみたて枠投資の商品、積立設定を公開

管理人はFIREを目指す一環で、NISA口座での投資も続けています。2024年1月にNISA制度が大幅に拡充されて最大1,800万円まで非課税で運用できるとあって、これはやるしかないですよね。
かくして私は2024年の夏頃からNISAの積立投資枠で投資信託を毎日買い続ける運用をしています。今のところ売ったことはないので、ひたすら買うだけおじさんです。これからもよほど現金不足にならない限りは、買い続けようと思います。
去年の暴落時も積み立てを続けてきたおかげで、収支はプラス運用です。とはいえ老後になるまで現金化する予定はないので、このまま何とかペースを維持して買い続けられればと思っています。
それでは、私がやっているNISA投資の全貌を紹介しましょう。

毎日4,000円分ずつひたすら買い続ける

私の持論として、積立投資はドルコスト平均法を実践するべきだと思っています。ドルコスト平均法は買う回数を細かく分けるほど強いと思っているので、毎日少しずつ買うところがポイントです。積立設定している投資信託の銘柄は、以下の3つです。それぞれ、カッコ内の株価指数と連動するインデックスファンドです。

  • 三菱UFJ−eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) ⇒ 1,000円
  • 大和−iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(ナスダック100指数) ⇒ 2,000円
  • SBI−SBI・iシェアーズ・日経225インデックス・ファンド(日経平均株価) ⇒ 1,000円

矢印の後ろに書いてあるのは毎日積立をしている金額です。だいたい毎月20営業日あるので、毎月の積立額は合計で92,000円になります。
よくインデックス投資は「毎月10万円やったら最強」なんていいますよね。それに近い金額を積立しているので、これを続けられたら勝ち確定かなと思っています。

2025年6月末時点では5万円ほどプラス

このNISAつみたて投資枠のインデックス投資は、2025年6月の時点でちょうど1年くらい続けてきました。今日の時点での収支を見ると・・・

5万円少々のプラスになっているので、運用成績は上々です。特に重点的に積み立てをしているナスダック100指数が好調ということもあって、プラス収支にかなり寄与しています。とはいえ、毎日1,000円ずつしか買っていない日経平均株価も4万円超えで2万円以上のプラスになっていますね。
現時点での含み益を計算すると、年利6%くらい。FXと比べるとかなり安全度が高い投資でこの成績は、十分満足できます。

FXで稼いで、NISAにぶっ込む

私がやっているNISAつみたて投資枠のインデックス投資は、入金力が重要なゲームです。これについては、FXの自動売買で稼いだ分を毎月入金するようにしています。FXはハイリスク投資の代表格だけに、うまく利益を上げられたらそのお金はインデックス投資で手堅く資産化していく考え方です。
毎月10万円以上入れるつもりはないので、それ以上稼げたらFXの利益をFXにぶっ込むのが理想ですけどね。なかなかそこまでうまくはいかないということで、そこは今後の課題です。

王道の投資なれど、50代からFIREを目指すにはスピード不足?

今やっているインデックス投資の年利は、先ほどの計算で6%程度であることが分かりました。これはインデックス投資としては標準的なレベルだと思います。これを何十年も続けていくと複利も効いて資産形成効果は高いんですが、当研究所は50代からのFIREを目指します。
50代からの年利6%だとスピード不足なので、あくまでも投資ポートフォリオの一部にしておくのがいいと思います。今が30代くらいの人であれば、年利6%でも老後になるまでに十分な資産形成ができると思いますけどね。

大事なのは、狼狽しないこと、続けること

インデックス投資は王道と言われているものの、もちろんリスクは十分あります。今でこそ含み益で運用できていますが、また株が暴落することは普通にあるわけで、その時に狼狽しないことがとても重要です。
NISA制度が拡充されたことを受けて、いわゆる新NISA勢と呼ばれる新規参入組がいます。この人たちの多くは「NISAを始めれば儲かる」と考えているため、株の暴落が起きると狼狽して「儲からないじゃないか」とばかりに売ってしまいます。事実、2024年8月の暴落でも新NISA勢の阿鼻叫喚が響き渡り、かなりの人が投げ売りしたそうです。でも実は、暴落した時に売るのが一番の悪手です。
株は、長期的に見ると上がり続けることが歴史的に証明されています。特にこれからはインフレが進行していくので、金融資産の価格が上がりやすいでしょう。そのことを踏まえると、暴落こそ買いです。私は一喜一憂したくないので、毎日買い増しをするように自動積立の設定をしています。暴落してもしなくても、感情を入れ込むことなく粛々と買い続けるつもりです。その結果が今の年利6%なんですから、少なくとも現段階では正解だといえます。
こちらは、私がSBI証券の口座で運用している自動積立の設定一覧です。

これからも資金が続く限り、このインデックス積立を続けていこうと思います。長く続けるほど資産形成効果が高くなるので、しっかりその効果をいかしていきたいと思います。

「NISA」という投資商品はない

最近、質問や相談を受ける際に思うことがあります。先ほども述べたように、新NISAをきっかけに投資を始めた人の中には「NISA」という投資商品があると思い込んでいる人が多いように感じます。
NISAはあくまでも投資で得られた利益が非課税になる制度であり、いわば税の優遇制度です。「貯蓄から投資へ」という国の方針のもと、これまで貯蓄に回っていたお金を投資に回しやすいようにするために設けられました。それまでにもNISA制度はあったんですが、内容がショボいために今ひとつブーム化することはなく、投資に興味がある人だけの制度でした。それが岸田内閣による新NISAの導入で状況は一変、急に「NISAを始める」人が増えたわけです。
この「NISAを始める」という言葉が曲者で、こういう言い回しのせいでNISAという投資商品を買うことだと思う人が多くなってしまったんだと思っています。NISAの成長投資枠では現物株やETFが買えますし、つみたて投資枠で買える投資信託もかなりの選択肢があります。この膨大な選択肢の中で、NISAで買うならインデックス投資信託が王道といわれるようになり、私もそれを実践しているわけです。
NISAをやるのであれば、何を買うかをしっかり戦略立ててください。テキトーに買ってしまうと暴落時に狼狽売りすることになりかねませんし、NISA口座で買ったからといって損をしないわけではないのですから。税金を払う必要のない証券口座というだけで、勝ちが約束されているわけではありません。そのことをしっかり認識して、NISA投資を始めるようにしましょう。